自然の宝庫四国の中でも、特に紅葉が美しいスポットをまとめました。山岳の多い四国では、山域ごとに個性的な景観を楽しめるのも魅力の一つで、紅葉を追いかけながら様々なスポット巡りをしてみてはどうでしょうか。
四国あそび
寒風山|1763m|厳冬期も人が絶えない定番の山
冬山登山というと一般的には相応の体力と装備が必要、というイメージがあるのではないでしょうか。標高1763m、高知県と愛媛県の県境に位置する寒風山は、四国一霧氷が美しいとも言われる絶景の名峰でありながら、積雪の少ない日には夏山とそれほど変わらない装備で登頂可能なこともあり、厳冬期であっても人の絶えることのない人気スポットです。
伊予富士|1756m|四国西部の名峰を一望できる眺望
標高1756m、”富士”の名をもちながら四国山脈の一部、という雰囲気で、どちらかといえば地味にも見える伊予富士。冬季には四国一の霧氷と、氷に閉ざされた四国山脈の絶景を眺望可能な名山に姿を変えます。冬季の登山口となる寒風山トンネルからは片道4時間の道のり。積雪状況によってはそれ以上の時間を要すこともある伊予富士ですが、苦労して登山する甲斐のある絶景が待っています。
阿波の土柱|世界で3箇所しかない奇景
徳島県阿波市にある奇景勝地、阿波の土柱。世界に3箇所しかない奇景勝地として、密かに人気を集めるスポットです。丘陵地帯に突如現れる土柱は、まさに奇景といった雰囲気で、ここにしかない空間を楽しむことができます。
栗林公園|四国随一の庭園美
ミシュラン観光ガイドで3つ星、2011年日本庭園ランキングで足立美術館、桂離宮に次ぐ3位を獲得した栗林公園。75ヘクタールの園内は日本庭園然とした景観で満たされていて、全て巡るにはゆうに一日かかるほどのボリュームがあります。園内には数々の池が点在していて、屋形船での遊覧をはじめ、美しい紅葉や生息するカワセミを思う存分楽しむことができます。
黒尊渓谷|日本一アクセスしにくい?秘境紅葉スポット
梶ヶ森|1400m|車で登頂!天の川・霧氷も満喫可能
高知市から車で1時間半。標高1400メートルの山頂まで車で行けるおすすめスポットです。冬季には霧氷、春には雲海、秋には紅葉を楽しめる絶景スポットとして、梶ヶ森以上に気軽にアクセスできる場所は他に無いのではないでしょうか。年間を通して人出は少なく、落ち着いて景色を楽しむことができます。
大樽の滝|アクセスが容易な日本の滝百選の一本
高知県に位置する日本の滝百選の一本、大樽の滝。幹線道路の国道33号線からほど近いこともあり、容易にアクセス可能な景勝地として定番になっています。 滝の前には雰囲気満点の橋がかかり、空間の演出に一役買っています。駐車場からは徒歩15分ほどで、ちょっとしたアクティビティにはもってこいのスポットといえるでしょう。 続きを読む
雨乞いの滝|二本の名瀑を同時に楽しめる人気スポット
徳島県神山町に位置する雨乞いの滝。日本の滝百選にも選ばれる雨乞いの滝は、雄滝と雌滝を同時に展望できる、贅沢なスポットとして密かに人気を集めています。神山町から雨乞いの滝までは車で15分。駐車場からは20分の道のりで、比較的簡単にアクセス可能な点も魅力の一つです。
八多五滝|端正な景観ながら個性的な滝
徳島県徳島市に位置する八多五滝(やたごだき)。五本の滝が密集することからその名がついたそうですが、その中の一つ、御来光の滝は端正な景観ながら個性的で、他の滝にはない魅力をもっています。
高知県土佐町の棚田|見渡す限り広がる棚田の魅力
高知県土佐町、早明浦ダムの周辺に、近年人気を集めている棚田の風景があります。辺り一帯の斜面を埋め尽くす棚田の数々と、山深い土佐町の地形が独特の景観を作り出し、絶景を求め訪れる観光客が後を絶ちません。
笹倉湿原(さぞうしつげん)|「神の庭」苔むした神秘的な湿原
石鎚山からほど近い山中に、苔に覆われ”神の庭”と呼ばれる湿原があります。笹倉湿原(さぞうしつげん)は、一面がウマスギゴケで覆われた不思議な景観が特徴で、「神の庭」とも呼ばれる独特の雰囲気をもっています。アクセスには約1時間半の登山が必要になりますが、笹倉湿原ならではの景観を求めて、苦労して訪問する人も多いスポットです。
竜ケ峡|地元の人も知らない超マイナースポットの紅葉美
竜ケ峡という名前を聞いたことがある人は、稀かもしれません。狭隘な道路、険しい渓谷。しかし紅葉の美しさは折り紙付きで、まれに訪れる旅人を十分に満足させる景観をもっています。
寒霞渓|奇岩と紅葉が美しい日本三大渓谷美の魅力
四国における紅葉を語る際に外すことのできない寒霞渓(かんかけい)。その景観は日本三大渓谷美の一つに数えられ、奇岩と瀬戸内海が作り出す景色は、他に代えがたい美しさをもっています。アクセスにはフェリーの利用が必要で、気軽に行ける場所ではありませんが、わざわざ苦労して訪れる価値のあるスポットです。
別府峡|高知県きっての人気を集める紅葉名所
高知県における紅葉名所といえば、おそらく一番目に名前の挙がる別府峡。高知市から1時間とちょっとでアクセス可能な好立地と、渓谷沿いの紅葉が魅力的な場所です。周辺には高の瀬峡や石立山などの景勝地があり、それらと一緒に観光するのも楽しいかもしれません。
石立山|四国一危険かも。落差数百メートルの捨身嶽も必見の名峰
四国の名山を思いかべる時、石立山が思い浮かぶ人は少ないかもしれません。標高1707m、四国においても決して標高が高いわけではなく、四国山脈からも少し外れた場所にある、マイナーな山です。一方で、四国きっての急峻な山岳である石立山は、捨身嶽に代表される険しい山並みを堪能できる通好みのスポットです。
追合滝(おいあいのたき)|四万十川源流点からすぐの滝
四万十川源流点にほど近い場所に位置する無名瀑、追合滝(おいあいのたき)。四万十川源流点からほど近い清流の中、ひっそりとした空間を楽しめるスポットです。
別子銅山|東洋のマチュピチュと名高い巨大銅山跡
過去1万人を超える住人が住み、日本の発展の礎となった別子銅山。現在の別子銅山では、当時の人々が暮らした空間を垣間見ることのできる史跡が点在しています。別子銅山の入り口となる東平記念館には数多くの資料が展示されていて、当時の生活を学ぶこともできます。
大釜の滝(高知県香南市)|竹林、シダ、苔に覆われた空間
高知県香南市に位置する大釜の滝は、落差20m、三段の滝で、透き通った水を湛える滝壺が美しい穴場スポットです。
樽の滝|高知市からほど近い隠れた名瀑
高知市に位置する樽の滝(樽の滝)。高知市から30分でアクセス可能な立地も相まって、気軽に楽しめるアクティビティスポットです。落差65mの水流は迫力満点で、高知市内であることを忘れてしまうほどです。
鷲ノ巣の滝|国道沿いの隠れた名瀑の魅力
高知市からR33で面河渓や四国カルストを目指すと、道沿いに見える鷲ノ巣の滝。
とても目立つ場所にあるにもかかわらず、あまり有名な滝ではありません。立ち寄る人も少ない鷲ノ巣の滝ですが、その全景は日本の滝百選に選ばれてもおかしくないほど美しいものです。
明神の滝|高知市から10分で行ける隠れた名瀑
高知市から直線距離で10キロの位置にある、地図にも無い滝です。
看板や遊歩道は存在せず、並走する県道からザイルで下降。しばらく川沿いに遡行すると明神の滝に到着します。
桂浜|高知市内から容易にアクセスできる有名スポット
”なぜか”人気の桂浜。海を望む坂本龍馬像や、太平洋に向かい大きく弧を描く三日月状の砂浜などが見どころで、高知市内からシャトルバスで簡単にアクセスすることができます。一方、高知県ならではの大自然や秘境感とは対極にある環境は、わざわざ高知県に行って時間を割くのはもったいないかもしれません。
水ヶ滝|落差40m|国道沿いから展望可能な隠れスポット
R319沿いに突如姿を現す水ヶ滝(みずがたき)。落差40mと結構な落差があり、迫力のある岩壁も簡単に楽しめるスポットとして、周辺を通る際は是非とも立ち寄ることをおすすめします。
黒沢湿原(くろぞうしつげん)|徳島県唯一の湿原の魅力とは
純白の巨岩と吉野川の清流が美しい「祖谷渓」のほど近く、急峻な山道を抜けるとたどり着く黒沢湿原(くろぞうしつげん)。徳島県唯一の湿原というだけでなく、木道を利用してサンダルでも気軽に散策できるのが魅力のスポットです。
大荒の滝|高知市から簡単にアクセス可能な隠れた名瀑
高知県香美市に位置する大荒の滝は、同じく香美市に位置する轟の滝に次ぐ、落差40mの規模を誇る名瀑です。よく整備された道路でアクセス可能で、秋には美しい紅葉を楽しめる大荒の滝ですが、その優れた景観とは対照的に、混雑とは無縁で常にひっそりとした雰囲気。香美市きっての絶景を、ひっそりとした空間の中心ゆくまで堪能できるスポットです。