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アカナ沢|沢登り

ゴルジュクラブが執筆しました

究極の崩壊沢。アカナ沢の岩壁は常に崩壊を続け毎年景観が変わるという。

個性際立つ渓谷は濃密な体験として記憶され、その後の糧となることが多い。アカナ沢はどんな体験を我々に与えてくれるのだろうか。

アカナ沢|沢登り|2024.07.02

メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ1名

co1315堰堤|5:30

林道ゲートに車を停め、co1315堰堤までハイクアップ。

雲竜瀑|5:40

すぐに雲竜瀑支流と出会う。想像よりはるかにデカい。これをアカナ沢の下降に使った猛者がいるらしい。

胎内滝|5:50

胎内滝は右から。この辺りは結構しっかりとした岩だった。

 

大崩落地帯|6:29

七滝沢を通り過ぎ、大崩落地帯へと入っていく。水路は岩屑で埋め尽くされているが、側壁は急峻で高い。

大鹿滝|6:35

大鹿滝(写真は下段下から)に到着。上段はロープを出し慎重に登ったが大したプロテクションもとれないのでフリーで良かったかもしれない。

 

すごい支流|8:40

すごい支流は期待通りの迫力だった。

アカナ滝|8:50

大崩落地帯に落ちる大滝50m。右のルンゼを詰めて大高巻きする。

大鹿落とし|9:55

数日前に右後ろの方に写っている岩っぽい部分を登攀したスーパークライマーが『死ぬかと思った』みたいなことを言っていたので、多少遠回りになるものの岩のブロックが比較的しっかりしていそうなリッジを登ることにした。しっかりしていそうなのは見た目だけだったが。

最後5mが核心で、ピナクルで支点をとりロープを出すも普通に死ぬかと思った。予定では沢筋に戻り七滝沢を下降する予定だったがMPゼロになりヤル気がなくなってしまったのでパートナーに懇願し登山道で下山することにした。

女峰山頂上|13:42

登山道通しでの下山はとても長かった。下降に沢を使うパーティーが多いのも納得。

沢の中でMPゼロになったのは初めての経験で、アカナ沢の洗礼を存分に受けた。これを普通に登攀してきたパーティーが多数いることに驚くしかない。渓谷の造形は期待以上の特徴と迫力をもち濃密な体験として私の中に刻み込まれた。

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