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じりぞう谷・にくぶち谷|那賀川支流|沢登り・キャニオニング

坂洲木頭川には沢登りの対象として魅力的な支流が多い。下流部の193号線と並走する区間の支流開拓に目処がつき、いよいよ残すは上流部のみとなった。

193号線沿いの区間は地質的に良い渓谷となることが多く、実際に大当たりと呼べるレベルの秀渓も多かった。上流部初となる今回の開拓ではどのような地形が出てくるのか。にくぶち谷入口の林道から遠望できる滝は大いに魅力を放っているがはたして。

じりぞう谷・にくぶち谷|沢登り・キャニオニング|2024.06.01

メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ3名

じりぞう谷

本流渡渉からじりぞう谷の遡行がスタートする。

入渓直後は小滝が連続して遡行が楽しい。co850mにて現れる大滝25mは登攀できず右岸から巻き。小巻きラインをとる場合懸垂下降が必要。co920段瀑を最後に谷はゴーロとなる。co1200付近の二俣にて本流を進んだ先に20m。この付近でずいぶんと減水し、林道も近いことから少し戻り脱渓。

じりぞう谷の場所

にくぶち谷|キャニオニング

じりぞう谷から にくぶち谷へ移動する。6月初めの剣山スーパー林道は涼しく快適だった。打ち捨てられたバスあたりから、にくぶち谷へ入渓。

何もない、とはまさにこのことで、co830付近で地質が変わるまでの区間は全く変化のない開けた渓相。地質が変わるとすぐさまゴルジュになる。2つの滝を側壁灌木から水線下降していくとすぐに本流に合流。本流は泳いで渡渉もできるが増水していると極めて危険。にくぶちの滝を下降しなければ右岸から巻いて上部堰堤上を渡ることができる。

にくぶち谷の場所

総評

じりぞう谷はそれなりに楽しめる渓谷だったが、規模が小さく単体での遡行では物足りないかもしれない。車をデポするにも結構な時間がかかり下降路にセンスが問われる。

にくぶち谷は沢登りの対象として全く不適。分岐直後の玄武岩ゴルジュだけを観光するには良いかもしれない。

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