
有名ガイド本にも掲載される鞍瀬谷は、愛媛県で一般的に沢登りの対象となる渓谷の中では難しい部類に入り、県外からの遠征対象になることも多い。
私が沢登りを始めた頃、地元四国では珍しく、三級とグレーディングされたこの渓谷は憧れの存在だった。それから結構時間はたつが、過去の憧れを渓谷観光してきた。
鞍瀬谷 本谷|沢登り|2025,5,31
メンバー:ゴルジュスズキ
- 遊歩道を辿り「貝の口滝まであと一時間」の看板から沢に下降
- 貝の口滝全景
- 貝の口滝20m
- 貝の口滝落ち口
- 貝の口滝の水流は複雑に屈曲しながら三段に落ちる
- 貝の口滝 上の滑床
- 大釜6m
- 夫婦滝
- 奥夫婦滝
- 20m
- 源頭の岩壁
- 源頭
総評
貝の口滝の造形は超個性的で、個人的には四国内の滝で特にお気に入りの一本として記憶に刻みつけられた。
全体的に荒れた小水量渓谷かつ、いくつかの核心は水線勝負の可能性を見出せないもので、古典的スタイルの沢登りに終始するしかない。沢登り対象としての鞍瀬谷は、沢登り愛好家向きというより、熟達登山者のためのバリエーションルート、という方がしっくりくる内容だ。