勝浦川支流に百間滝と呼ばれる大滝がある。滝ヤの記録によると上部にも個性的な滝が複数あるらしい。地質は極所的に路頭したチャート。
チャートは南ア赤石沢をはじめ高知県中津渓谷など特異なゴルジュになることもおおい。野々西谷はどうだろうか。
野々西谷|沢登り・キャニオニング|2024/06/02
メンバー:ゴルジュクラブ1人|紀伊半島彷徨クラブ3人
入渓してすぐに百間滝を遠望する小ゴルジュとなる。百間滝は登攀できる気もした(下降時に確認したら激悪だった)が無難に左岸巻き。落ち口に立つ。
落ち口からすぐに小ゴルジュがスタート。滝の規模が小さいのでそれぞれフリーで越えていく。
野々西谷のチャートは赤みが強く、晴れていたら相当綺麗だろう。
深い釜を擁す5m。右岸から巻き。上部に観光歩道橋があり、そこから飛び込めるかもしれない。
大釜15m。右の凹みから登攀できそうだが今日は大増水していて厳しい。左スラブからフリー。
その上に続く連瀑。どの滝もフリーで快適に登攀できる。この先で谷は平凡になり脱渓。
ずいぶん早く終わってしまったので百間滝をキャニオニングする。
上部灌木から下降開始。オブザベで登攀ラインと目していたセクションを確認するも、めちゃくちゃ難しそう。登らなくてよかった。
下降中に見下ろすと滝壺から続くゴルジュがなんとも威圧的だ。NA / RP45m
滝壺から展望台に上がり脱渓。
総評
距離は短いが大滝「百間滝」をはじめ個性的な滝が複数あり景観が良い。