四国開拓日誌
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「じゃあ、乗りますね」その言葉に、肩の筋肉に緊張が走る。”ショルダー”と呼ばれる野蛮で原始的な行為は、現代の先…
妙高山には「惣滝」という落差80mの大滝がある。かつては観光地として遊歩道が整備され、多くの人がその姿を間近で…
「いろんな沢の経験をすると色んなパターンとかが頭の中に入って行って、初めて見るけど驚けないみたいな、そうなって…
飯豊・朝日の渓谷は、沢登りをやる者なら誰しもが憧れる山域だ。古典的な沢登りのフィールドとして知られ、標高200…
「前川大滝沢」は、日本を代表するデート沢として全国に名を馳せる美渓だ。尿前沢(しとまえさわ)に続き、綺麗な渓谷…
なぜこんな名前なのか。「尿前沢」はその名前から、印象に残る渓谷だった。 私が一方的にライバル視している、映えま…
「地名の読みは、明確な根拠がないなら書かないべきだと思います。地元の呼び方と違う読み方をネットで広めてしまった…
2025年9月の北海道遠征後半、一日だけ時間が空いた。せっかくなので半日くらいで楽しめそうな層雲峡「清流ノ沢」…
「これ、いけそうやな」「そうすね。去年は恐怖しか感じなかったけど今は綺麗、って感情が優ってる」「状況次第でこん…
「今だっ!キム!」「グッ……ウッ! アアッ……ゴホッ、ゲホッ、ガッホッ……オエッ……ヒューヒュー……ッ!」「熊…
咄嗟に掴んだ岩屑で滑落が止まったような感覚を得た刹那、50kgはありそうな落石が体を掠めた衝撃で、呆気なく私の…
「電気の沢」は、北海道エリアにおけるゴルジュ観光の対象として特にお勧めの一本だ。 北海道に一般的な火砕流系の岩…
「食料節約しなきゃ」 初日の夜だというのに大西はアルファ米を半分にして食べていた。 「もうシリアルすこししか食…
私が沢登りを始める前のこと、学生時代からの趣味だった車中泊旅行で目的地にしていたのは、もっぱら『日本の滝百選』…
大峰を代表する険谷「白川又川」に「大黒構谷(おんぐろこだに)」という支流がある。白川又川との分岐直後から険悪な…
”究極の観光旅行” 剱沢は日本屈指の険谷として沢ヤの憧憬をあつめ、沢登り人生の目標に掲げる者も多い。にもかかわ…
昨年から行きたい渓谷リストの上位に位置付けられていた梅花皮沢は、2024年10月初旬に複数パーティーが入渓し完…
古くから沢登りが行われてきた日本において、今やほとんどの渓谷が踏破され、未知のまま残されているものは、ごくわず…
沢登りを始めた頃からずっと気になっていた沢ヤの神こと大西氏とその弟子 大木氏と一緒に日本を代表する大渓谷でキャ…
3年ほど前、キャニオニングを始めた時に一番気になっていた渓谷が北海道のアイシポップ川だった。BIG WEST氏…
台風10号の影響で50m先も霞む豪雨の高速道路を経験したことがない速度で進むワンボックスの後席で、イケイケの沢…
黒部川を代表する渓谷、柳又谷。”黒部の暴れん坊”と称される豪渓である。45km2という広大な集水域と通年残る雪…
ここ最近ずっと気になっていた沢ヤと南アルプスのゴルジュ黒桂河内川でデート。世の中には凄いヤツがいるものですね。…
ゲテモノゴルジュ「イワンヤ沢」で名を馳せる(?)戸台川に気になる支流を見つけたのは数年前の冬のこと。アイスクラ…
究極の崩壊沢。アカナ沢の岩壁は常に崩壊を続け毎年景観が変わるという。 個性際立つ渓谷は濃密な体験として記憶され…
屋久島の渓谷は本州とは比にならないスケールの大渓谷らしい。離島の花崗岩大渓谷という旅情を味わいたく遠征を企画し…
紀伊半島には沢ヤが多い。しかし、キャニオニングのタクティクスで未知を追求しようとする先鋭的な沢ヤはなかなか少な…
ローソク滝の上部にすごいゴルジュがあるらしい。2023年秋にファイントラック相川氏が開拓し話題になった記録を見…
”赤いゴルジュ”の通称で呼ばれるゴルジュがある。 赤いゴルジュの存在を知ったのは2022年8月。東北の沢屋をS…