しゃくぜんの滝|四国の「奇瀑四天王」マニア垂涎の個性

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滝には実にさまざまな種類がある。ただ単に落差が大きいもの、水量が多いもの、形が奇妙なものなど、その在り方は実に多様だ。

落差が大きかったり、水量が多かったり、コンビニ感覚で手軽に行ける滝は、人気の観光地になっていることも多い。一方で、しゃくぜんの滝のような超個性的な滝は、その魅力が一部のマニアにしか理解されにくく、仮に観光地化しても人が集まらないのは目に見えている。結果として「まあ、とりあえず放置しておこう」となり、日の目を見ることはほとんどない。水が綺麗だとか、マイナスイオンがどうとか、適当な理由をつけてアクセスの良い滝を祭り上げる方が、正直コスパはいいのだろう。実際。

さて、しゃくぜんの滝は実に魅力的な滝だ。最大の特徴は、上空約20メートルの位置に巨大な転石が挟まっていることだ。この転石(マニアの間ではCS、チョックストーンと呼ぶ)が存在するということは、地形が相当に狭まり、水の侵食が集中的かつ緻密に進行してきた証でもある。単に落差があるとか、マイナスイオンに満ちている(?)とか、そういった理由とはまったく次元が違う。渓谷という限られた空間の中で、水という大自然のエネルギーが収束し、岩盤を削り上げ、大自然のアートとして立ち現れたのが、しゃくぜんの滝なのだ。

もっとも、これはあくまでマニア目線の話である。滝や渓谷に詳しくなくても、「なんだか普通とはちょっと違う滝だな」くらいには、きっと感じてもらえるはずだ。

上空約20メートルにCSを抱えた滝など、日本でも数えるほどしかない。滝好きであれば、とりあえず一度は見るべし。CSまで懸垂下降して覗き込めば、まるで洞窟の中にいるような光景が広がっている。

※四天王とタイトルに書いたが他の三つはまだ決めていない。しゃくぜんの滝が好きな君には「長沢の滝」「フイゴ滝」「釜ヶ谷の滝」「貝の口滝」「轟々の滝」「窪の淵」「龍王の滝」「雨竜の滝」あたりもオススメだ。(全部当ブログ内に記事があるがリンクの設定がダルいので検索ボックスから検索してね)

しゃくぜんの滝のアクセス

Googleマップの位置を参考に、谷側にあるピンクテープが多量に巻かれた杉の横から斜面を下る。一般的な登山道とは異なり、沢登りの高巻きに近い斜面で一般的ではない。ロープ不要。

落ち口へは、上記ピンクテープ杉より少し上流の待避所横から斜面を下る。CSに乗るには懸垂下降必須。

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