高知県には存在しないとされていたスリットゴルジュが里山に存在した。2023.02.13に沢登りにて開拓を行うがゴルジュ内大滝にて敗退。当記録は2023.10.30にキャニオニングにて全貌解明を行なった記録。
2023.10.30
春の開拓ではゴルジュ内核心部で敗退し、谷の全貌解明ができていなかった。登攀の可能性を感じない地形で、今回はキャニオニングにて全貌解明する。ついでに周辺の渓谷と継続遡下降しエリア全体の開拓を行なった。

目的の渓谷周辺で未確認の渓谷をアプローチに利用する。水量の少ない渓谷で、早々に水枯れした。

水枯れしているが、侵食激しい岩壁が繰り返し現れる。この界隈は岩盤が非常に脆く、すべてのホールドスタンスが崩壊するガラスの岩壁だ。

源頭部はなだらかな尾根だった。

キャニオニング開始。想像より水量が多く、すぐにゴルジュ風の地形が現れる。樋状は右岸NA / RP20mにて20m滝落ち口まで。

すぐ下に20m滝。右岸をフリーでトラバースし、 右岸NA / RP25m。
ゴルジュの気配はあるが、滝は連続せず、ガレているセクションが大半。いくつか現れる滝をCDで越える。

大崩落スラブ滝20m。右岸NA / RP30m。

前回敗退した大滝上部に到着。残念ながらここまでのセクションはそれほど特筆すべきことのない渓谷ではあるが、ここからが本番。

下降開始。右岸B / RP25m。
ゴルジュ最上部は深く侵食された樋状20m滝。前回沢登りで敗退した滝で、下降しながら弱点を確認するが、やはり登攀は絶望的に見える。
以下省略

全く遡行意欲を刺激しないガレ涸れ沢に入渓する。事前偵察でゴルジュの存在を確認していなければ絶対に訪れないであろう渓相。

30分ほど歩くと伏流していた水流が復活。滑床が姿を表す。

入渓から小一時間で側壁が高くなりゴルジュスタート。

1段目の滝はフリーで超える。2段目・3段目はロープを出しA0。

四国では珍しいスリットゴルジュ。

4段目、おそらくゴルジュ出口と思われる滝は登攀の可能性を見出せなかった。

側壁でA1を繰り返せばもしかしたら、とも思ったが、脆い岩質やハングした弱点など総合的に我々には難しいと判断し撤退。

とりあえず記念撮影。いつか完全遡行できる日は来るのだろうか。
感想
この類のゴルジュは四国には存在しないとされてきた。水量は少ないもののゴルジュ登攀としてはなかなか面白い。その独特な景観は一見に値するものだった。 –>
