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別子銅山|東洋のマチュピチュと名高い巨大銅山跡

愛媛県の別子銅山

過去1万人を超える住人が住み、日本の発展の礎となった別子銅山。現在の別子銅山では、当時の人々が暮らした空間を垣間見ることのできる史跡が点在しています。別子銅山の入り口となる東平記念館には数多くの資料が展示されていて、当時の生活を学ぶこともできます。

東洋のマチュピチュの呼び名にふさわしい景観

愛媛県の別子銅山

索道停車場跡

別子銅山は赤石山系の中腹にあり、緑に包まれた斜面に当時の面影を残す建造物が点在しています。駐車場のすぐ近くには別子銅山いちばんの見どころ、索道停車場跡があります。当時、採掘された銅はこの場所に隣接する貯鉱庫に集められ、運び出されていました。

当時の生活を垣間見ることのできる変電所跡

愛媛県の別子銅山

変電所跡

奥の方に足を進めると、変電所跡に到着します。変電所跡は中に入る事ができ、当時の人々が泊まり込みで暮らしていた部屋を見る事ができます。変電所の中にはキッチンやトイレがあり、この場所で何人もの人が暮らしていたのだと、容易に想像する事が可能な空間が保存されています。

愛媛県の別子銅山

変電所跡の内部

経年劣化により割れたガラスがノスタルジックな雰囲気を作り出しています。変電所内の木造部分は経年劣化による劣化が進行しており、今後どのくらいの間この空間を体験できるか、定かではありません。

愛媛県の別子銅山

ガラスは割れ、荒廃しつつある

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別子銅山には、住宅など人々の生活に欠かせない施設が多数あったそうですが、現在では基礎しか残っていないものが大半です。当時は立派な劇場などもあったそうで、その空間を想像しながらひっそりとした山中を散歩するのも趣があって楽しいものです。

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闇の奥に当時の景色を思う通道跡

愛媛県の別子銅山

第三通道

別子銅山には数多くの通道があります。その全てが通行止めで、中に入ることはできません。通道の入り口には雰囲気のある門が設けられていて、雰囲気作りに一役買っています。通道から吹き出す涼しい風に吹かれ、当時の情景を想像していると、ふと過去にタイムスリップしたかのような感覚に陥ります。

愛媛県の青龍橋

別子銅山の麓、青龍橋

別子銅山の麓には特徴的なループ橋、青龍橋があります。別子銅山の歴史を感じる建造物と、いかにも近代的な青龍橋の造形の対比が、過去と現在それぞれの良さを象徴しているかのようで、つい物思いにふけってしまう場所です。

別子銅山へは、かなり細い山道を30分ほどドライブする必要があります。通行量はそれなりに多く、シャトルバスが通る時にはしばらくの間路側で待機させられてしまうことも。それでも他にはない歴史のある景観のために訪れる価値のある独特の場所です。

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