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東又谷|キャニオニング

徳島県那賀町に位置する東又谷は、県道沿いにかかる新居田の滝が有名だが、遡行記録は少ない。

滝ヤの記録が断片的に残るのみで全貌は謎に包まれていた。このエリアは2022年秋に開拓を行いポテンシャルを十分に確認しているエリアで東又谷もいつか全貌を確認しなければならないと思っていた。

東又谷|キャニオニング|2024.4.13(遡行記録集GORGE CLUB収録

メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ1名

一本西の櫁谷を遡行し、源頭から下降開始。櫁谷は入渓直後にゴルジュ風地形が点在し、中間部にゴルジュ風連瀑帯があるなどまずまずの渓谷だったが、総じてガレが多く、登攀的魅力も少ないためオススメできない。

しばらく尾根を下降しco860から入渓。早速滑床の美渓となる。やはり地質は裏切らない。

侵食された岩盤に滑床と釜が点在する。地形はそれほど厳しくなく巻き降りながら標高を下げる。

滝ヤの記録にある『東又大滝』上部は岩盤のインゼルで水流が二分され、左がゴルジュ状・右がスラブ状に分流している。

東又大滝40m。インゼルをCDのちNA/RP40。

東又大滝を過ぎるとすぐにゴルジュ連瀑帯に突入。『東又三段滝』10+7+7mと記録のある滝は、15+25+7+7mの四段からなり、25mの大釜で谷が屈曲している。四国に存在するゴルジュ連瀑帯の造形として特筆して素晴らしい一本。

核心部25m下降。平水でありながら集水域のイメージ以上の水量で迫力がある。右岸NA/RP10m+B/RP40m。

落口側壁には滝ヤの残置ロープがあった。滝ヤの開拓精神にはいつも驚かされる。

これほどの造形の滝が無名のまま残されていたことに喜びを感じずにはいられない。滝ヤの記録『東又三段滝』から名前を頂戴して東又四段滝と呼ぶことにした。

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感想

上部の東又大滝からの総落差は約120mで、地形は急峻。四国を代表する連瀑帯と読んで差し支えないだろう。

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