国道33号線、四国カルストにほど近い場所に位置する権現の滝。落差40mと比較的大きな滝でありながら、知名度は低く人知れず山奥にひっそりと佇んでいる滝です。国道33号線からは4.5km、比較的アクセスしやすい場所にあり、道路沿いから展望可能なこともあり、時間があったら訪問してみたい隠れスポットです。
人知れず山中に佇む隠れた名爆
春は新緑が陽に照らされて美しく、夏は水量が多く勇壮で、水の落ちる音が谷間に響きます。秋は紅葉がとても美しく、カメラを向けるには絶好のポイントの一つ。冬は雪と氷に包まれて美しい光景が広がり、寒さが厳しいときには滝上から下まで全てが凍りついて水の流れが見えなくなることも・・・。
そして春、あたたかくなると氷が一度に落ち、地鳴りが遠くまで響きます。滝の近くには珍しい植物も自生していて、観察しながらの散歩も楽しいものです。
-権現の滝案内看板-
落差40mと比較的規模が大きく景観もなかなかの権現の滝ですが、知名度は低く、人の気配もありません。そのため、ひっそりとした空間で美しい景観を独り占めできるのはうれしいところ。
冬期になると荘厳な氷瀑に姿を変える点も魅力の一つで、季節を問わず景観を楽しめる滝ではないでしょうか。
権現の滝へは、国道33号線を脇道に逸れて約4.5kmの道のり。滝手前200mほどで未舗装路になるため、手前に車を止めて、徒歩でアクセスするのがおすすめです。