愛媛県の南端、愛南町に位置する高茂岬(こうもみさき)。100m近い絶壁が連なる海岸線が特徴的な同地域ですが、高茂岬では草原に包まれた穏やかな景観が広がっています。豊後水道の向こう、はるか彼方の九州山脈に沈む夕日を望むスポットとして人気を集める高茂岬ですが、180°以上の大展望や、海に向かってなだらかに伸びる草原に包まれた岬の景観など、さまざま視点から絶景を堪能可能です。
高茂岬のみどころ3選
1.なだらかに伸びる草原に包まれた岬が綺麗!
四国において岬自体は珍しいものではありませんが、草原に包まれた岬が海まで伸びる景観は高茂岬ならではのもの。ゴツゴツとした景観の岬が多い四国において、高茂岬は優雅さすら感じさせる、穏やかな景観が特徴的です。
高茂岬に張り巡らされた遊歩道を利用して、先端の方まで行ってみるのもおすすめです。潮風を受けながら草原の間を歩く時間はこの上なく爽やかで、日々のストレスから解放されること間違いなし。
高茂岬の景観がどれほど特徴的かは、隣接する鼻面崎と比較すると一目瞭然です。
2.九州山脈に沈む夕日が綺麗!
九州山脈に沈む夕日を望むことのできるスポットでもある高茂岬。豊後水道の先に黒くそびえる九州山脈と、真っ赤な夕日が作り出す景観はまさに絶景。
高茂岬越しに見るとこんな感じの景観。草原がうっすらと黄金に染まり、美しい空間をつくり出します。
3.日本一!?絶景なトイレ
高茂岬の隠れた楽しみ方としておすすめしたいのが、公衆トイレ越しに望む夕日の景観です。これほどの絶景をみながら用を足せるトイレが他にあるのだろうか・・・?と考えこんでしまうほど見晴らしの良いトイレです。
日本一?の絶景トイレにふさわしく、日没後の外観綺麗です。中も外もなぜか絵になってしまう高茂岬の絶景トイレ、訪問時は是非ともチェックしたいところです。
番外編 : 高茂岬灯台と高茂岬先端
メインの遊歩道から少し外れた位置には、高茂岬灯台が。小ぶりな灯台は、1950年に点灯されたとのこと。
高茂岬灯台の裏側には遊歩道があり、高茂岬先端まで行くことが可能。
木々の間に海を望みながら歩くこと30分。だんだん勾配が急になり・・・
高茂岬の先端に到着。先ほどの草原に包まれた景観とはうってかわって、あまり特徴のない景観です。ただし、本当の高茂岬先端はこの場所のため、岬に来たのなら是非先端まで行きたい!という方は是非チャレンジしてみては。