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御幸の橋(みゆきのはし)|秘境にたたずむ地域最古の屋根付き橋

愛媛県が誇る観光スポット、内子町(うちこちょう)。江戸時代後期から明治時代にかけて栄え、当時の趣を感じることのできる街並みが国内外から人気を集めています。

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そんな内子町の観光資源である「屋根付き橋」をご存知でしょうか。耐久性向上のために屋根を設けた橋で、内子町周辺に点在しています。その風情あふれる外観から大河ドラマ「坂の上の雲」のロケ地にもなった屋根付き橋の中でも最も古いものが「御幸の橋」と言われています。

内子町から車で小一時間。秘境に佇む屋根付き橋「御幸の橋」の魅力をご紹介します。

屋根付き橋のルーツ「御幸の橋」

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本橋は、明治19年(1886)天神社の山道を横切って流れる河辺川に架けられた屋根付橋である。県内における屋根付橋のほとんどは、肱川水系の山間部に集中しているため、この地方の地域的特徴が窺える。

その中でも、本橋は氏子早大石浦庄吉によって架けられたと伝えられるもので、現存する屋根付橋の中で最も古い橋である。

規模は、桁行8.3m、梁間3.4間で、屋根は切妻造の杉皮葺となっており、桁に杉材、柱・欄干・踏板にケヤキ材が使用され、釘を一つも使用していない。

また、聖域的な神社と世俗的な場所を結ぶ本橋は、疑宝珠を取り付けた欄干に「御幸乃橋」と銘が刻まれていることから、地元の人々の信仰心を表す民族的にも貴重な橋である。

現地看板より

すぐそばには大木。橋を渡るとすぐに神社の境内。神聖な雰囲気を感じずにはいられない「御幸の橋」。現地看板には明治19年(1886)架設と記されていますが、じつは天神社が創設された安永2年(1773年)に架設されその後洪水により流失したものを再建したとのこと。

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秘境の宝庫・四国の中でも特に山深い地域ということもあり、神聖な雰囲気で満ちた空間を満喫することができます。

屋根付き橋といえば「弓削神社の太鼓橋」が有名ですが、御幸の橋も負けず劣らず良い雰囲気です。

内子方面からのアクセスに難はありませんが反対からのアクセスはかなり険しい山道のドライブとなるのでご注意を。

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