高知県西部を流れる、日本一の清流と名高い四万十川。その四万十川を抜き、日本一の清流に認定された川があるのをご存知ですか?
仁淀川(によどがわ)は、四国最高峰の石鎚山を源流とする清流です。青く透きとおった水流を、流域全域に渡り楽しめるのが仁淀川の魅力ですが、なかでも特に美しい清流を体感できる場所といえば「にこ淵」以外ないでしょう。
水の豊富な高知県には数々の滝が存在しますが、滝よりも滝壺がメイン、さらには湛える水の美しさがメインという「にこ淵」は、独特のポジションといえるでしょう。滝まで3分くらいの場所まで車で簡単にアクセスできるのも魅力的で、休日のちょっとしたアクティビティに最適な癒しスポットです。
仁淀ブルーを堪能できる、にこ淵の滝壺
にこ淵へは高知市から1時間。「グリーンパークほどの」の看板を目印に、5分ほど山奥に入っていくとにこ淵の駐車場が現れます。2015年くらいまでは以前は、あまり人の来ない場所でしたが、テレビで紹介されたからでしょうか、近年はそれなりの賑わいをみせています。
直径30メートルはあろうかという滝壺には、仁淀川ブルーの清流が目一杯満たされています。周辺の苔むした岩肌の写りこみや、陽光に照らされた水流など、どこから撮っても画になる空間です。季節にもよりますが、一番日当たりの良い時間帯は11時から12時頃。陽光の暖かさと、仁淀ブルーの冷たさを同時に体感できる時間帯です。
にこ淵には車で簡単にアクセスできますが、駐車場からの遊歩道は運動靴など歩きやすい靴が必要です。特に雨の後は足元がぬかるむので注意が必要。それでも気軽にアクセスできる秘境として、十二分な魅力を持ったスポットなのは間違いありません。