大座礼山(おおざれやま)は高知県大川村に位置する山で、石鎚山系に含まれています。標高は1587m、頂上からの展望はあまりよくありません。ですが、大座礼山はブナの巨木がたくさんある山として、多くのハイカーに愛される山なのです。
頂上の展望は悪い、道中のブナ林は最高!
大座礼山の山頂からの展望は悪く、あまり期待できるものではありません。標高や地理的な問題というよりも、木々に阻まれて見える範囲がかなり限定されています。木々が落葉する冬季はもう少しマシかもしれませんが、大座礼山は登山道に点在するブナの巨木を楽しむための山と割り切った方が良いでしょう。
ブナ・アケボノツツジ・シャクナゲ!
登山道に点在するブナの巨木はかなり立派なものが多く、見応えは十分です。5月中旬には至る所でアケボノツツジやシャクナゲ(他にもたくさんの花)が花をつけます。単純にブナと花の山としての魅力は十分なので、新緑や紅葉の時期の登山がオススメです。
でも・・・
ブナの巨木、枯れてません?
先ほどの写真もそうですが、5月中旬でも葉をつけていないブナが結構あります。周辺のブナは葉をつけているので、枯れているんじゃ・・・。ブナを大きい順に20%抽出したらそのうち半分近く枯れてるかもしれません。枯れていても迫力十分なのでそれはそれで悪くはありませんが・・・。
大座礼山のブナが四国最大と言われることがあるようですが、瓶ヶ森〜石鎚山にかけてのエリアにあるブナの方が大きいかもしれません。ただし、根元付近からすぐに分岐する木姿(四国型というらしい)は独特で、一見の価値があります。