白髪山|標高1469m|銘木と立枯れの檜林|四国版もののけの森

白髪山の檜原生林

高知県本山町に位置する白髪山は、初心者でも登りやすい山として親しまれています。標高は1469mと、それほど高くなく、頂上からの景観もそこそこの白髪山。それでありながら人気を集める1番の理由は、もののけの森をほうふつとさせる、檜の原生林が美しいからです。

古くから天然檜の産地として有名だった嶺北地方(白髪山周辺の地域)のなかで、特に良い檜が取れる山だったのが白髪山です。過去には土佐藩のかかえていた莫大な借金を、白髪山の檜を販売することで短期間で返済した記録も残っています。

また、様々な登山ルートがあり、そのほとんどが初心者でも問題なく登れるコースということも人気を集める理由の一つです。

四国版・もののけの森「白髪山」

白髪山

白髪山の檜の原生林は、”もののけの森”さながらの神秘的な雰囲気で満ちています。”もののけの森”は屋久杉の原生林がモデルになっているそうですが、屋久杉の原生林と、白髪山の檜の原生林は、どことなく雰囲気が似ています。極端に大きな”森の主”こそ少ないものの、全体的に大きな檜が林立する原生林は、四国版”もののけの森”と呼ぶにふさわしい空間です。

白髪山の根下がり檜

白髪山の檜の原生林は、根下がり檜が多いことで有名です。倒木の上に芽吹いた樹が倒木覆うように根を張り、やがて朽ち果てた倒木が風化してなくなることで、根下がり檜になります。倒木が風化して完全に土に還るほどの年月を経ているだけあり、根下がり檜には巨木が多いのが特徴です。白髪山の南西面、八反奈路というエリアには、根下がり檜の群生も見ることができます。

登山対象としての白髪山

白髪山の頂上

白髪山は抜きん出たピークがなく、檜の原生林を歩いていると突如到達する、あっけなくも感じる広場を最高点としています。頂上からの眺望はそこそこで、太平洋や高知の里山などを眺望できます。

白髪山の立ち枯れの木

頂上周辺には立ち枯れた檜が点在し、まさに白髪にも見える(※山名の由来ではない)ような景観が特徴的です。白髪檜といえば、古くから銘木として有名で、年輪の幅が1mmにも満たない密度の高い檜です。他の木より抜きん出て高い立ち枯れの木が、長期にわたり立ち続けているのも、銘木である事の証かもしれません。

白髪山の登山コース

巨大な根を屏風のように露出させた倒木も多く、小人になったような感覚を感じるほどです。

白髪山の登山道は複数あり、それぞれが特徴をもっています。私が利用した冬の瀬歩道は頂上まで1時間と少しで行けますが、アクセスに未舗装林道を8km利用し、コースは沢沿いとなるため、気象条件などに注意が必要です。

それぞれの登山コースについては四国森林管理局のホームページに情報が掲載されているので参照してください。

白髪山の名前の由来

現地看板に詳しい解説があったので引用します。

本山町の北部に位置し、石鎚山系に属するこの山の名は、「白く光る岩」に由来しています。以前は白い岩を意味する白峨の文字を使っていましたが、今の奥白髪に猿田彦神社(白髪の老翁)を白峨の山霊として奉ってから「白峨」を「白髪」に改めたといわれています。-白髪山現地看板-

景観のイメージからすると、立ち枯れの檜が白髪のように見えることから名付けられたのかとも思いますが、実はこのような理由で名付けられた名前なのです。

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