高知県南国市、桑の川地主神社の参道にある鳥居杉は、高さ40mはあろうかという杉の巨木が左右につながってできた天然の鳥居です。市指定の天然記念物でもある鳥居杉は、杉の巨木が繋がってできた形状から、”縁結びのご利益がある”ともいわれています。
「桑の川の鳥居杉」石段をはさんで、二本の杉の大木が茂り、一本の枝が横に伸び連結してH状となって、あたかも生きた鳥居の形をしている。地元の人は「生きた鳥居」または「天理杉」と呼んで神格化している。大きい方は、高さ40メートル周囲6メートルもあり、どちらも樹勢は、旺盛で約300年をへている日本一の大鳥居である。(現地の看板)
石像の鳥居から石段を登ること30メートル。二つ目の鳥居として鎮座する鳥居杉。継ぎ目もないほどしっかりと水平に繋がった杉の巨木の枝は、その結びつきの強さから縁結びのご利益があるとも言われています。
本殿を守るように鎮座する鳥居杉。私が初めて訪問した時は、前情報などなしに偶然たどり着いたのですが、一目見た瞬間に神秘的なものを感じずに入られませんでした。高知県の山の中でも特に人の気配が薄い鳥居杉周辺エリアは、物静かで、神秘的で、日常から離れて日々の疲れをリフレッシュするには最適の場所です。
鳥居杉へのアクセスは、最寄りの南国ICから車で約50分の道のり。途中、舗装されているものの、荒れた道も利用することになります。