わざわざ高知に移住してまで、私が手に入れたかったもの

夕日に染まる三嶺

2018年12月に高知県に移住した私たち夫婦は現在、夫である私はアウトドア用品ブランドの立ち上げ、妻はヤギ牧場社員という、なかなか尖った仕事に励んでいます。住んでいるのは築100年以上の古民家で、DIYリノベーションとアウトドアに打ち込む日々・・・なんだか田舎移住の広告みたいですが、このスタイルに(今のところ)落ち着いているのは、それなりの理由があったりします。私たち夫婦が高知県に移住してまで手に入れたかったものとは。

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なぜ高知限定なのか

移住してから頻繁にされるのがこの質問。夫婦ともに関東出身(私が東京・妻が埼玉)なので当然の質問ですね。長野とか栃木とかじゃダメだったの?というのは単純に疑問に感じるのでしょう。

じつは高知に移住したのは偶然とか思いつきじゃなくて、明確な理由があるのです。結論から言うと、”移動コストが極端に低く、アウトドア環境も良いから”。これが高知限定で移住を決意した理由です。

移動コストが極端に低い

順番に説明しましょう。私たち夫婦の趣味は自然の中で遊ぶことです。アクティビティ・車中泊・キャンプなどなんでもよく、ライフワークとして自然と関わっています。なぜ自然が好きなのかと言う理由はこちらの記事(少し長い記事です)に譲るとして、アウトドア全般を趣味とする私たちにとって、それを阻む最大の要因、それは移動コストでした。

移動コストといっても、金銭的・時間的・肉体的など、様々なことを含めてのコストですが、高知の移動コストは極めて低い。これは確実に日本トップクラスだと感じています。

極端に低い人口密度に加え、一番人口の多い自治体である高知市に46%もの人口が密集している、つまり、それ以外の地域の人口密度が極端に低い。高知よりも人口密度が低い県は3つしかありませんが、複数の自治体に人口がばらけているため、長距離移動すればそれなりに渋滞にはまります。これは学生時代から車中泊旅行で日本全国を飽きるほど旅行した私たちの体験と完全に一致しています。

目的地まで、一般道で快適にアクセスできる高知県では、高速代金はほとんどかかりません(そもそも、高速道路自体ほとんど無い!)。渋滞がないので、大体のケースで日帰りできるというのもポイントです。とにかく、高知県でアウトドアを楽しむにあたり、金銭的・時間的・肉体的コストはほとんど発生しません。これらの不安がないので、どうやって遊ぶか考えるだけで良いわけですが、これが非常に心地よいのです。

この点が、長野でも栃木でもなく、高知じゃなきゃいけない理由の核心ですね。一回しらみつぶしにドライブしてみたらマジでわかると思います。日本の中で高知だけ別世界って感じです。

アウトドア環境の良さ

高知の素晴らしいスポットの数々は当サイトの他記事で十分に紹介できているはずなので、それ以外の部分についてです。このへんは皆さんの想像通りだと思うのでさらっと書いていきます。

第一に、人の手が入っていない自然であふれていること。人口が少ないので当然なのですが、有料駐車場や土産物屋であふれた、まがいものの自然、という感じの場所は高知にはほとんど存在しません。観光ではなく、アウトドアという文脈で自然と関わる際に、これは大切なポイントだと感じています。

第二に、平地が少ないこと。可住地面積が日本最下位の高知県は、そのほぼ全域が自然、つまりアウトドアスポットと捉えられます。自宅から少し行くとすぐに自然、それを超えてもずっと自然、という環境が高知県のアウトドア環境の良さにつながっています。

日本各地の著名なスポットほどにずば抜けた派手さはありませんが、山・川・海それぞれが高密度に、しかも程よく手付かずの状態で残っているのが、高知県のアウトドア環境の良さです。

わざわざ高知に移住してまで、私が手に入れたかったもの

私が高知に移住してまで手に入れたかったのは、ストレスなく自然と関われる環境でした。これは先に挙げた様々なコストと切り離せないもので、よほど所得が高くて平日に休めるなど、特別な立場でない限り、都市部ではなかなか実現できないものでした。

高知に移住すれば所得は下がる。しかし、東京に住んでいれば自然と関わるコストが高すぎる(私の場合は許容できないほどのコストだった)。移住による所得の低下と、東京で自然と関わるために発生するコスト。これらを天秤にかけたとき、高知への移住を、ごく自然に決心できたのです。

もちろん”北アルプス”とか”屋久島”とかにいきたくなることもあるので、その時は都市部以上にコストがかかったりするのですが、これは年に数回のイベントなので、今のところあまり問題になっていません。

 

私が移住するにあたり、高知でなければダメだった理由をコストの観点から考察してみました。移住と私たち夫婦の今の仕事を関連づけて考察する記事も書きたいのですが、それはまた後ほど。

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