
大釜の滝は、徳島県西部の那賀町に位置する滝で、日本の滝百選のひとつに選ばれています。落差は約20mとそこそこの大きさですが、美しい水を湛える滝壺・滝壺を囲む迫力ある岩壁・豊富な水量など、日本の滝百選に選ばれるのも納得の迫力ある景観を楽しむことができます。
日本の滝百選らしい端正な水流と美しい滝壺

大釜の滝の端正な水流と美しい滝壺
那賀川の支流で雲早山(1496m)を源流とする釜ヶ谷川流域にある。落差20mの滝で豊富な水量を誇る。また、滝壺は水深15mと深く、ここには大蛇が棲むという伝説がある。周囲は高さ100mの絶壁となっている。-Wikipedia-
剣山周辺の山々を水源とする水量の豊富な急流が数多く流れる徳島県西部の那賀町。那賀町は複数の名瀑が存在するため滝好きにはたまらないエリアですが、そのなかでも特に人気を集めるのが日本の滝百選に選ばれる大釜の滝です。美しい水を湛える滝壺・滝壺を囲む迫力ある岩壁・豊富な水量など、日本の滝百選に選ばれるのも納得の迫力ある景観を楽しむことができます。

展望台から紅葉越しに大釜の滝を望む
滝の目前までは急な階段を3分ほど降りる必要があるのですが、すぐ近くに車を停めることができる車道沿いの展望台からも大釜の滝の景観を楽しむこともできます。展望台からでも充分に迫力のある景観で、豊富な水流により「ごうごう」と鳴り響く滝壺をはっきりと展望できます。展望台からの景色は紅葉期が特に美しく、紅葉越しに大釜の滝をゆっくりと堪能できるのでオススメです。

新緑に包まれる大釜の滝
紅葉期が特に人気の大釜の滝ですが、それ以外の季節もそれぞれの美しさがあります。新緑の時期もオススメですよ。滝壺の美しさは新緑が美しい4月後半〜5月ころがベスト。透き通った水流に新緑が反射し、一年で最も美しい滝壺を楽しめる季節です。

名前の由来でもある大釜
大釜の滝の名前の由来になっている滝壺は、水深が15mもあるそう。水量が多く滝壺の底は見えないのですが、「大蛇が住む」という伝説も納得の荘厳な雰囲気です。
大釜の滝訪問時の注意点
1.狭い道を通ります
大釜の滝へは、すれ違いが困難な箇所も多い、狭い山道を利用します。待避所は沢山あるのですが、運転には注意が必要です。なお、最寄りの徳島ICからは1時間半〜2時間の所要時間です。
2.滝目前へは急な階段を利用
大釜の滝すぐ近くの展望場所に行くには、急な階段を利用します。結構な高低差があり3分ほど時間がかかるため少し苦労するかもしれません。車道沿いには展望台が設けられているのですが、そちらへは簡単に行くことができます。
3.標高が高いので寒いかも!
標高が高く、谷底にある大釜の滝は、真夏でも肌寒いことが多いです。上着があると便利ですよ!
4.近くの大轟の滝も一緒に訪問してみては?
大釜の滝のすぐ近くには大轟の滝があります。こちらの滝もなかなかの景観で、大釜の滝訪問時はセットで訪れるのがオススメです。