
東京都から高知県に移住した夫婦が、築100年以上の古民家を購入、基本的に夫婦ふたり、たまに友人と一緒にDIYしながら高気密住宅にリノベーションしていく記録です。
内容には裏付けや根拠のない、いわゆる”勘”を多く含みますのでご注意ください。また、古民家は物件による構造や状態のバラツキが非常に多く、当記事の内容を、そのまま別の物件に適用できるとは限らないことをご了承ください。
第2回目は、古民家に鉄筋コンクリートの基礎を打設する際にかかった費用についてです。
結論:合計105万円
どのような作業を行い、どのような基礎が出来上がったかは「【古民家リノベ|DIY】基礎打設の方法」をご覧ください。
築100年・70平米の平家に、23立米の生コンクリートを使用して鉄筋コンクリートの基礎を打設しました。基本的にDIYですが、職人さんの応援を読んだ際にかかった日当はまとめて記載します。
結論から言うと、古民家を一部解体し、持ち上げて(揚屋して)、鉄筋コンクリートの基礎を打設するまでに、合計105万円の費用がかかりました。結構手間のかかる作業でしたが、揚屋からの基礎打設費用と考えると、かなり低コストといえるのではないでしょうか。
それでは、費用の内訳を見ていきましょう。
消耗品:30万円
シロアリ駆除・対策 | ¥40,000 |
基礎埋設(鉄筋・鋼製束・アンカーボルトほか) | ¥180,000 |
その他 | ¥80,000 |
シロアリ駆除・対策
基礎打設前に不要部分を解体したこともあり、構造がすべて露出していた我が家。現役のシロアリも結構いたので、薬剤を使用して駆除・対策を行いました。
基礎埋設
基礎の中に埋設する、鉄筋・鋼製束・アンカーボルトなどの消耗品にかかった費用です。
その他
脚立などの工具類も一部含まれています。排水関連には1.5万円くらいかかりました。
コンクリート:40万円
生コンクリート(23立米|24−15−20N) | ¥300,000 |
ポンプ車 | ¥50,000 |
砕石(C30) | ¥50,000 |
生コンクリート
住宅用のヤツで、くらいのザックリした希望に対し見積もりが上がってきたのが、24−15−20Nというコンクリートです。職人1人分の日当が含まれています。
ポンプ車
敷地へのアクセス問題からポンプ車を使用しました。オペレーター1人分の日当が含まれています。
砕石
基礎用の粒度調整砕石です。基礎のベースとしてだけでなく、トラックの動線などにも敷いたため、結構たくさん使いました。
建機レンタル:12万円
ダンプトラック(2t|10日) | ¥60,000 |
バックホー(2t・5日) | ¥40,000 |
その他(転圧機・電動ハンマ・オートレベルほか) | ¥20,000 |
ダンプトラック
砕石や廃棄物の運搬など、何かと必要になるのがダンプトラックです。免許の関係で私は2tまでしか運転できないのですが、3tにできれば幾らか効率UPするでしょう。
バックホー
瓦土や土壁の回収、砕石の移動に使用しました。途中、作業で邪魔になる庭の月山の解体にも使用しました。
その他
作業上必要になる、その他建機です。コンクリートのはつりに使用する電動ハンマや、地面のレベルを確認するオートレベルは結構頻繁にレンタルしました。
追加の土台:4万円
土台のない部分に追加した新規土台の材料費です。材料としては高くつきますが、土台には杉よりも檜を使用したいところです。土台は側面で家の荷重を受けることになるので、柔らかい杉だと土台に柱がめり込んでしまう可能性があります。
型枠:4万円
コンパネ | ¥15,000 |
フレーム(120*30*3000間柱) | ¥20,000 |
控え杭(30*40*2000赤松) | ¥5,000 |
日当:5万円
日当を払って応援を呼んだのは延べ4日間です。瓦おろしの際に学生バイトを日当1万円で3日間、基礎打設の際に左官職人を日当2万円で1日間雇いました。
ゴミの廃棄:10万円
解体に際し生じる土・木材・石・その他産廃などの廃棄費用です。木材や産廃(燃えないゴミなどの混廃)、瓦などが大半です。石や土などは量としてはかなり多いのですが、廃棄料金は安かったです。