
高知の遡行記録のない渓谷。愛媛県の有名な足谷川とは別物。
地形図や地質などの事前情報からはそれほど期待していなかったが、なかなか良い渓谷だった。小規模ゴルジュを複数擁し、そのどれもが直登可能。侵食激しい地形が多くゴルジュ好きも満足できる渓谷だ。
メンバー:ゴルジュクラブ2名
道路沿いから入渓。初っ端から泳ぎ。
少し進むとゴルジュ地形になる。ゴルジュサイコー。
その奥には細くスリットゴルジュが。水線からフリー。
足谷川は、それぞれのゴルジュは厳ついが連続しない。小ゴルジュが散発的に現れるのが特徴。
大滝15m。左からの離水が核心。フリー。
小さな滝でも侵食が激しく個性的。
滝横に貫通穴があったのでとりあえず入る。
足谷川の核心その1。水流右からA0。左から簡単に巻けそうだがそんなの関係ねえ。
ゴルジュストロングスタイル。
その上にはゴルジュストロングスタイルでしか見ることのできない2段目4m。右からA1で離水、A0で抜ける。
良い地形だ。記録のない渓谷で美しい地形に出会うとこの上ない幸せを感じる。
少し進むとCSの詰まる威圧的なゴルジュが現れる。
威圧的な見た目をしているが難しくはない。水線をフリー。
無理っぽいハング滝は右壁から。
続いて現れる無理滝2は左岸巨岩の隙間から上に這い出た。
足谷川の核心2。またもや上部にワレメがチラ見えしている滝が現れた。ワレメに行くには直登以外方法がない。
左の凹角からA0。泥だか草だかわからない壁でめちゃくちゃ気持ち悪かった。最後は滑るスラブに意を決して踏み込んだ。
良いゴルジュである。
直登した者へのご褒美とでもいわんばかりのワレメ。ゴルジュ最高。
左からA1。落ちたら水流に飲まれるのでロープは出さなかった。
この上で谷は開け、水量も減る。二股を右に取り車道から下山した。
感想
連続しないとはいえゴルジュが何度も現れる。高巻きは容易だが直登するとエイドクライミング必須のゴルジュが多く、楽しい。
コメント