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大瀧(安居渓谷)|沢登り

”仁淀ブルー”で名を馳せる安居渓谷。支流の弘沢が沢登りガイド本に掲載されたことで、観光だけでなく沢登りでも俄かに活気付くこの界隈に隠された大滝がある。観光客で賑わうエリアから約10km奥、安居渓谷本流に大滝が存在するのだ。

滝の落差は約30m。細い水路の奥に瀑水を落とし、巨大な釜を携えた、まさに本流大滝という堂々とした滝「大瀧」だ。

大瀧登攀|2023.09.27

メンバー:ゴルジュクラブ2名

大瀧の全貌を拝むには水路を泳ぐしか無い。見栄えのする本流大滝でありながらほとんど情報がないのはこのためだろう。

大瀧全景。大瀧登攀の対象としては小ぶりだが、地元高知県の、それも本流ゴルジュ大滝となれば我々にとって魅力は十分だ。

右のバンドから6mほどの高さにあるテラスに上がり登攀開始。下部からは絶望的に見えた上部セクションは、なんとか垂直以下の斜度で、意外にも岩がしっかりしている。

一見絶望的なフェースに見えるが近づくと弱点がある。フルエイドでの登攀を覚悟していたが意外にもフリーできれいに抜けることができた。

落ち口から。侵食というより崩落によってできたと思われる直線的な造形の滝壺が個性的。

右岸の木から懸垂して滝壺に降りた。

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