日本一、映えるゴルジュ。
SNSに多数投稿される特有の景観から、憧れの渓谷として注目を集めるザクロ谷。2023年の目標として心に決めていたザクロ谷を遡行した。
メンバー:ゴルジュクラブ3人
日本一、映えるゴルジュ。
SNSに多数投稿される特有の景観から、憧れの渓谷として注目を集めるザクロ谷。2023年の目標として心に決めていたザクロ谷を遡行した。
メンバー:ゴルジュクラブ3人
五十沢。以前から強く惹かれていた渓谷だった。遡行した者は口を揃えて “日本を代表するゴルジュ” だという。
素晴らしい対象なら最高のスタイルで挑戦したい。我々に可能な限り水線に肉薄し、下部から上部まで遡行する。五十沢下部〜上部ゴルジュ4daysワンプッシュを決行した。
五十沢|沢登り|2023.9.1 ~ 4
メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ2名
「観光名所」「日本の滝百選」「初心者向け癒し渓」「滑床」。
源頭まで詰め上がると日本百名山・石鎚山に突き上げ、さしたる難所はない四国を代表する渓谷。一般的なコースどりをすると初心者向けなのは間違いないが、面河渓の本質はそこでは無い。
一般的に遊歩道でパスされる下部ゴルジュの集水域は四国最大級。四国における本流ゴルジュ遡行は面河渓以外でなし得ない。若干間延びする中部を越えると日本の滝100選・御来光の滝に至る。御来光の滝を正面から登攀するとすぐに石鎚山・南尖峰に突き上げる中沢が現れる。全てのセクションが水線突破可能で、バリエーションに富む。しかも力量に応じて自由にラインどりができる。
直登ラインをとる場合、四国では珍しい泊まり沢となる。
初心者向け癒し渓と侮るなかれ、面河渓は四国を代表する険渓でもある。
メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ1名
高瀑。
四国で沢に、ひいては山に詳しい人間であれば誰もが特別な感情を抱いているであろう大瀑布。
そこに至るまでの渓谷に、つい最近まで未知が残っていた。2021年、キャニオニングにて下部ゴルジュの全貌解明を行った。その後より詳しく調べると下部ゴルジュはごく一部を除き沢登りで突破されたことがないという。
侵食激しいゴルジュ滝が連続する下部ゴルジュを沢登りで突破することはできるのだろうか。好奇心が心をくすぐる。そして何より、初完全遡行という甘美な果実を私が味わいたい。
高瀑渓谷 下部ゴルジュ完全遡行
メンバー:ゴルジュクラブ3人|紀伊半島彷徨クラブ1人
以前、肉淵谷を遡行した際に側壁にかかる大滝が強く印象に残った。過去の記録では高瀑(四国を代表する大瀑布)のような大滝、とも表現される1本で登攀記録はない。
大滝登攀は趣味ではないが、これほど迫力のある大滝が未踏(と思われる)となれば話は別だ。誰かに登られる前に登らなければ、と2ヶ月後に再訪した。
メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ1名
四国三悪渓というものがある。足谷川・瓶壺谷(右俣)・松ヶ谷の3本をそう呼ぶらしいが、確かにそのどれもが一筋縄ではいかない悪さを持っている。
昨年、私に登攀的な沢登りを教えてくれた師匠とともに瓶壺谷を初訪問してから1年と少し。それから100本ほどの渓谷を遡行し、多少は登れるようになっている。当時は恐怖を感じながら師匠の背中を追うしかなかったが、今なら正面切って勝負できるかもしれない。
そして何より、瓶壺谷には完全遡行という甘美な果実がまだ残っているのだ。地元沢ヤ同人として我々がその果実をいただくしかない。瓶壺谷(右俣)完全遡行。
メンバー:ゴルジュクラブ3人|紀伊半島彷徨クラブ1人
日本を代表する異形のゴルジュ。ゴルジュ志向の沢ヤなら1度は訪れるべきと噂される渓谷を遡行した。
メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ3名
いつものように酩酊しながらネットサーフィンしていると、1枚の気になる写真を見つけた。トチグルス谷。不思議な名前のついたこの谷にはどうやらゴルジュが眠っている可能性が高い。地形図と僅かな情報をもとに探し当てたトチグルス谷は、ゴルジュ地形の連続する渓谷だった。
鮎喰川支流 トチグルス谷開拓。
メンバー:ゴルジュクラブ1名+2名
徳島県美馬郡つるぎ町を流れる貞光川支流の片川に注ぐ、かずろう谷川。遡行記録はなく、滝ヤの記録がわずかにあるのみ。2022冬の偵察にてゴルジュの可能性を感じ2023.08.12に開拓を行なった。
メンバー:ゴルジュクラブ1名+2名
高知の遡行記録のない渓谷。愛媛県の有名な足谷川とは別物。
地形図や地質などの事前情報からはそれほど期待していなかったが、なかなか良い渓谷だった。小規模ゴルジュを複数擁し、そのどれもが直登可能。侵食激しい地形が多くゴルジュ好きも満足できる渓谷だ。
メンバー:ゴルジュクラブ2名
赤石山系界隈の戸ノ谷川には側壁50mクラスの美ゴルジュが隠されていた。
メンバー:ゴルジュクラブ1名+1名
”高度なゴルジュ突破を目指す者へ”
ここ半年、沢に入り浸り、調子に乗っていた我々には魅力的な課題だった。
登れない渓谷があるわけがない。尾白川だって例外ではないはずだ。尾白川下部 / 上部ゴルジュ1day x 2。
メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ1名
いつものように深酒しながらゴルジュを探していた。画像検索でヒットしたその極彩色ゴルジュは発見者以外の情報はなく、その記録にはさらなるゴルジュの可能性が記されている。是非自分の手で登攀してみたい。
発見者の@yxxxxxxxxxxo(某登山SNSのアカウント名・一部伏せ字)氏に感謝。
メンバー:ゴルジュクラブ2名
ゴルジュクラブの開拓記録は時期を見てまとめて公開予定です。お楽しみに。
メンバー:ゴルジュクラブ1名
翅谷川は徳島県と高知県の県境付近に位置する渓谷で、高知県地元山岳会が過去に開拓しているようだがネット上で記録は確認できないので実際に見に行ってみた。
翅谷川|沢登り|2024.06.16
メンバー:ゴルジュクラブ2名
コンビニ系登攀ゴルジュ。
ゴルジュクラブの開拓記録は時期を見てまとめて公開予定です。お楽しみに。
メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ1名
ゲテモノゴルジュ四国代表。水が少ない海川不動川。
ゴルジュ好きなら新たな性癖を開くかもしれない。そうでなければウンザリするほど陰湿。それが御祓川。
メンバー:ゴルジュクラブ1名|紀伊半島彷徨クラブ1名
異次元のゴルジュ。武平谷川(クロスケオテ谷)は、私が経験したことのあるゴルジュの中で、圧倒的に、群を抜いて異次元だった。
側壁の高さは100mを優に超え、垂直以上の斜度で幅数メートルのゴルジュとなっている。花崗岩の岩盤は堅牢かつ緻密で、大味な部分が一切ない。完璧なゴルジュとは武平谷川(クロスケオテ谷)のことを指す。
メンバー:ゴルジュクラブ2名
追記:2023年は「池郷川本流」「由布川渓谷」「弥山川」「海川不動川」「五十沢」「足谷川」「ザクロ谷」など有名ゴルジュをいくつか遡行したが、その中でも強く印象に残る空間だった。
「ドブ川」「臭い」「異世界」
陰湿で汚い暗黒世界が4km以上にわたり続く由布川渓谷。日本トップクラスの特異性をもつ泳ぎゴルジュであることは間違いない。
メンバー:ゴルジュクラブ2名
追記:2023年は「池郷川本流」「クロスケオテ谷川」「弥山川」「海川不動川」「五十沢」「足谷川」「ザクロ谷」など有名ゴルジュをいくつか遡行したが、その中でも強く印象に残る空間だった。
徳島県海陽町は野根川の支流「冷谷」。低山連なるエリアに魅惑のゴルジュが存在する。
メンバー:ゴルジュクラブ3名
ROCK & SNOW 103 P5 , 93-94 記録掲載
一枚の気になる写真に出会った。
随分と昔に更新停止したブログの、不明瞭な滝の写真。落差が小さく滝好きに刺さらない滝だからか詳細は記載されていない。だが、私の頭の片隅に残り続ける個性的な滝だった。
2023年、四国の渓谷開拓も随分と進み、消去法でここだろうと当たりをつけていた場所に、それはあった。落差10mに満たない個性的な滝。その上部には50m大滝を擁すゴルジュ連瀑帯が隠されていた。
メンバー:ゴルジュクラブ1名+世界のキャニオニア
愛媛県の大本流ゴルジュ止呂峡(とろきょう)。一般的には橋の上から見下ろすだけのマイナー観光地ではあるが、沢ヤからすれば四国最大の集水域をもつゴルジュだ。その集水域は日本を代表する大渓谷 柳又谷と同等である。
残念なのはゴルジュ区間直上の各支流に取水堰堤があり、集水域に対して水量が非常に少ないという点だが、過去、堰堤ができる前に造形された渓谷は大渓谷然とした壮大なもので、四国離れしている。
高知県いの町に位置する高樽川。車道が並走する渓谷ながら沢登りの記録はない。
車道から見える範囲だけでも大釜を擁す小滝が複数あり、沢登り初心者に良いのではないかと開拓した。
池郷川。古典的な険渓であり、西日本を代表する大水量ゴルジュ。
2022年後半、ゴルジュクラブを設立し四国の渓谷開拓をしてきた。個人的な感覚では結構難しいことをやっているつもりではあったが、我々には四国以外での経験がない。ゴルジュクラブは片田舎で粋がっているだけの井の中の蛙なのか、本物のゴルジャー集団なのか。それを確認しなければならない。
池郷川。今では並走する林道への脱出が容易なことからゲレンデとも揶揄される渓谷である。だが古典的には下部・中部・上部それぞれのセクションが4級の渓谷で、ワンプッシュであれば6級の難易度だというではないか。
いざとなれば逃げられるとはいえ、気持ちは逃げ場のない本流遡行に挑むゴルジャーである。腕試しとしてちょうど良いではないか。池郷川3daysワンプッシュ。
メンバー:ゴルジュクラブ3名
四国界隈の難ハイキングコースとして有名な石立山。多くのハイカーを受け入れるこの山に隠された大滝があるらしい。その落差は100m以上。GoogleMapに記載がある百間滝をはるかに凌ぐスケールで、しかも地形は深く侵食された垂直ゴルジュとでも呼ぶべきもの。
大滝の発見者は「三嶺さんぽくらぶ」だと思われる。記録を公開していただいたことに感謝。
メンバー:ゴルジュクラブ2名
高知県には存在しないとされていたスリットゴルジュが里山に存在した。2023.02.13に沢登りにて開拓を行うがゴルジュ内大滝にて敗退。当記録は2023.10.30にキャニオニングにて全貌解明を行なった記録。
大釜を擁す滝が連続する泳ぎゴルジュ。ほぼすべての滝が直登可能で、瀑水に逆らっての泳ぎ・ボルダームーブなど滝突破の醍醐味を味わえる。一般的に沢登りの対象とされる四国の渓谷の中では集水域が大きく、迫力がある。
メンバー:ゴルジュクラブ3名
直登できる滝が連続し、大釜・水路など見栄えも良い。意外にも巻きにくい地形をしているが中級者以上の沢屋であれば文句なしのシャワークライムを堪能できる名渓だ。
メンバー:ゴルジュクラブ3名
ゴルジュクラブ(GORGE CLUB)は高知県を拠点に活動するゴルジュ開拓同人です。興味のある方はゴルジュクラブのインスタからDMください。
【完売御礼】増刷含め180冊完売いたしました。誠にありがとうございました。
四国の渓谷開拓記録集です。掲載本数27本(うち16本開拓*)78ページ。開拓記録以外に四国を代表する険渓の遡行図付き遡行記録(足谷川・高瀑渓谷・瓶壺谷ほか)を収録。価格3,500円(送料込み)。