高知県いの町の山奥、人気ツーリングスポット「瓶ヶ森林道(UFOライン)」と隣接するように位置する大森川ダム。ダム自体は堤高73.2メートルと大規模で、同じくいの町に位置する「大橋ダム」とならび四国有数の堤高を誇ります。未舗装林道しかアクセス方法がない山奥であることに加え、清流沿いに突如出現する演出など、なかなかに魅力的なダムです。
ちなみに、大森川ダム周辺の未舗装林道エリアは四国を代表するもので、四輪駆動車・オフロードバイク愛好家から人気を集めています。崩落・通行止めが当たり前の四国の未舗装林道環境のなかで、大森川ダム周辺は比較的よく整備されているといえるでしょう。通行止めは(四国の他の林道と比較して)少なく、落下物などもそれほどありません。
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高知県香美市といえば、清流・物部川(ものべがわ)を擁するエリアで、「別府峡」や「轟の滝」に代表される、水の名勝地が数多く存在します。「轟明神の滝」はそれらの有名スポットほどの知名度はありませんが、人里離れた秘境感溢れる山奥に位置しながらもアクセスは容易なコンビニ系名瀑です。
今や大人気の観光スポット・パワースポットになった「にこ淵」と比較しても遜色のない滝壺が「轟明神の滝」の1番の特徴です。一方で、混雑に対応すべく仰々しい階段が設置されるなど、残念なニュースが多い「にこ淵」とは異なり、静けさが保たれているのは「轟明神の滝」ならではの魅力と言えるでしょう。
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愛媛県西条市に位置する止呂峡(とろきょう)は、紀伊半島が誇る大渓谷「瀞八丁(どろはっちょう)」を彷彿とさせる大渓谷です。谷の深さはかなりのもので、地形は非常に急峻。支流にはいくつもの滝が掛かるなど、四国山脈の迫力を全身で感じることができます。
すぐ近くにかかる橋から眺望するしかないのが残念ですが、西条市から「瓶ヶ森林道(UFOライン)」へのアクセス途中に位置しているので、立ち寄ってみては。
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愛媛県西条市から国道194号線で高知県との県境を目指すこと20分。山の中に現れる山村の棚田は、秘境感溢れる景観をしていました。
とはいっても実際は国道沿いの集落なので、”観る角度による”という条件付きです。記事最後のMapにも掲載しましたが、集落のほど近く、「加茂川」を渡った先にある峠の途中から眺望するとGood.目印は「笹ヶ峰登山口」の看板です。
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大橋ダムは高知県と愛媛県の県境ちかく、「道の駅木の香」から数キロの位置にあるダムです。
大豊町から早明浦ダム沿いに「瓶ヶ森林道(UFOライン)」を目指すとき、異様な存在感を放ちながら目に飛び込んでくる印象的なダムです。どす黒い堤体の存在感だけでなく、吉野川源流近くの清流が非日常的な存在感を醸し出しています。
大橋ダムがユニークな点は堤高(ダムの高さ)が73.5mもあることです。日本でも有数の堤高を持つダムとして土木学会選奨土木遺産にも登録されています。
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愛媛県西条市、今では超人気の観光スポットとなった「瓶ヶ森林道(UFOライン)」のほど近くに大樽の滝は位置しています。
そもそも滝の多い地域ということもあり、山肌を眺めれば名もなき滝が無数に目に飛び込んでくるエリアではありますが、大樽の滝はちょっと違う。その理由は国道から滝までの距離が異様に近いこと。
「大樽トンネル」のすぐ隣にある大樽の滝は、国道横の退避スペースがベストなビューポイントで、超お手軽なコンビニ系の滝としてオススメです。
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「天空の道」と呼ばれる高知県と愛媛県にまたがるドライブコースを知っていますか?四国山脈の尾根を27kmにわたり貫く「UFOライン」は、最高地点の標高が1690mもある天空のドライブコースです。
太平洋から瀬戸内海まで一望できる大パノラマ、四国山脈ならではの笹原・雲海・紅葉・霧氷など、四季折々の大自然を堪能できるUFOライン(瓶ヶ森林道)。ドライブ・ツーリングによし、ハイキングによし。それでいて混雑することがなく、四国きっての絶景を独り占めできる。四国観光をするなら最初におすすめしたい、UFOライン(瓶ヶ森林道)の魅力を紹介します。
愛媛県は道後温泉、高知県は桂浜、なんて言ってるあなた。UFOライン(瓶ヶ森林道)を見ないで帰るなんて、損してませんか?
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四国観光したいけど、結局どこが良いの?
観光情報サイトを運営している立場もあり、このような質問をよくされます。確かに四国の観光スポットって、超有名といえるスポットが少なくてメインの目的地を決めにくいかもしれません。
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満開時の写真じゃなくて申し訳ない。来年リベンジしたら更新しますのでご容赦ください。
愛媛県の一大観光エリア内子町(うちこちょう)には、風情のある街並みや屋根付き橋など、実に様々な観光スポットがあります。(私が愛してやまない小田深山渓谷も内子町です)
歴史ある地域とセットのモノといえば、桜の巨木ですよね。内子町にも桜の巨木があるのですが、その桜が位置するのは山深い農村である「石畳」地区。石垣と古民家が作り出す趣のある景観のなか樹齢350年といわれるエドヒガンザクラが佇んでいます。
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小田深山渓谷は美しい。それも、特別に美しい。
渓谷の宝庫・四国において一番美しい渓谷を選ぶならば小田深山渓谷だ。個人的にはそう確信しています。
小田深山渓谷は仁淀川水系の源流のひとつです。山深くに位置するにもかかわらず、日当たりが良いためか鬱蒼とした雰囲気はゼロ。そして、”澄み切った”としか表現しようのない清流。木漏れ日あふれる清流沿いの散策は最高の自然体験を提供してくれること間違いなしです。
山と渓谷を愛する私にとって、四国という地域限定でも愛してやまない渓谷はたくさんあります。安居渓谷(高知県)・面河渓(愛媛県)・高の瀬峡(徳島県)・祖谷渓(徳島県)などはその代表格ですが、これらと比べても小田深山渓谷のほうがちょっと上ですね。もちろん、これらの渓谷にも地形的・水系的な特徴があり、単純に甲乙つけることはできないのですが、「観光」という文脈でひとつだけオススメするなら間違いなく小田深山渓谷をオススメします。
これほどまで小田深山渓谷を絶賛する理由とは。
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愛媛県が誇る観光スポット、内子町(うちこちょう)。江戸時代後期から明治時代にかけて栄え、当時の趣を感じることのできる街並みが国内外から人気を集めています。
そんな内子町の観光資源である「屋根付き橋」をご存知でしょうか。耐久性向上のために屋根を設けた橋で、内子町周辺に点在しています。
ときには川を跨ぐ生活道路として、ときには神域への入り口として、地域で古くから活用されてきた屋根付き橋ですが、今回はその中でも特に有名な「弓削神社(ゆげじんじゃ)」の入り口となっている屋根付き橋「太鼓橋」をご紹介します。
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高知県と愛媛県の県境にある「脇本海岸」を知っていますか?「〇〇のウユニ塩湖」なんて使い古されたセリフが頭をよぎる絶景が特徴です。
このエリアはいかなる地域からアクセスしようとしても難があるのが素晴らしい。高知県民である私でも片道3時間くらいかかります。そのためか絶景とは裏腹に観光地化されていない場所ならではの良さも満喫できます。
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高知県須崎市に位置する「樽の滝」を知っていますか?落差37メートルと規模こそそれなりですが、特徴的なのは裏側に回れる「裏見の滝」であること。
アクセスに利用する道路がめちゃくちゃ細いことを除けば、高知市内から四国カルストに至る道中という好立地に位置し、簡単に立ち寄れる隠れた名瀑です。
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愛媛県が誇る観光スポット、内子町(うちこちょう)。江戸時代後期から明治時代にかけて栄え、当時の趣を感じることのできる街並みが国内外から人気を集めています。
そんな内子町の観光資源である「屋根付き橋」をご存知でしょうか。耐久性向上のために屋根を設けた橋で、内子町周辺に点在しています。その風情あふれる外観から大河ドラマ「坂の上の雲」のロケ地にもなった屋根付き橋の中でも最も古いものが「御幸の橋」と言われています。
内子町から車で小一時間。秘境に佇む屋根付き橋「御幸の橋」の魅力をご紹介します。
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愛媛県今治市に位置する歌仙の滝・霧合の滝。しまなみ海道にほど近い名湯「鈍川温泉」から30分ほどでアクセスできる立地で、2本の滝をお手軽に見学できるので時間つぶしにいかが?
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2月中旬、他の桜の名所よりも一足早く、高知県の山あいの集落で桜が開花します。椿寒桜(つばきかんざくら)という品種の桜が1000本近く植えられた桑田山。ちょうど同じ頃花をつける菜の花とともに高知県の早春を彩る花見スポットです。
桑田山(そうだやま)は高知県須崎市に位置していて、一足早く花見を楽しめるスポットとして人気を集めています。集落の生活道路を利用しての散策や、山の斜面を見下ろす場所に設置された展望台からの景観など、山間の山村と雪割桜の景観を楽しんでみては。 続きを読む
石鎚山・剣山など西日本を代表する高峰を擁し、その土地面積のほとんどを山岳が占める四国。当然、数多くの山々をつなぐ縦走路が存在するのですが、特筆してオススメなのが、剣山 – 三嶺(みうね・さんれい)をつなぐ縦走路です。
笹に覆われた優雅な稜線を20km近く貫くコースは、四国山脈ならではの景観で、本州の山脈とは一味違う山行になること間違いなしです。
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三嶺こそ四国で最も素晴らしい山だ。個人的には、そう信じています。
私個人だけでなく四国在住の登山好き、くらいまで範囲を広げても特別な感情を抱く人が多いように感じる三嶺。知名度としては同じ四国の中でも百名山である石鎚山・剣山のほうが間違いなく上ですが、これらをを差しおいて、なぜ三嶺が愛されているのか?オススメの登山コースと一緒にその理由を紹介します。
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高の瀬峡は、日本各地の観光客で混雑する紅葉名所とは一味違う。日本各地の紅葉名所と比較しても引けを取らない絶景。そして混雑とは無縁。
落差200mはあろうかという急峻な渓谷は、山岳・渓谷の多い四国において、西の面河渓と並ぶ壮大なスケールを誇ります。
高知市からは車で2時間。決してアクセスが良いとは言えませんし、近隣の紅葉名所「別府峡」の陰で目立たない存在の高の瀬峡。ですが、高の瀬峡の紅葉を抜きに四国の紅葉を語ることはできない、と断言できるほど素晴らしいスポットです。
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高知県仁淀川町に位置する足山の滝(たりやま)は、落差約60m(公式情報なし)の段爆です。四国有数の落差をもつ足山の滝ですが、水量が若干少ないので、降雨後を狙うといい感じではないでしょうか。
雨ヶ森の登山口にある滝、くらいのイメージしかない滝でしたが、スケールはなかなか、落ち口を始め上段にも登れるなど、結構楽しめました。
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雨ヶ森は、高知県仁淀川町に位置する標高1390mの山です。これといった特徴がある山ではありませんが、登山コースは四国の中でも有数の難易度ともいわれています。登山口からの標高差は約900m。頂上までは複数回の急登が必要で、小さいながらも沢の渡渉が複数回。そして、急峻で滑りやすい登山道が難易度を格段に高くしています。コースタイムは登り3時間・降り2時間くらいです。
急峻な登山道とは対照的に、頂上はなだらかで樹木が多く、とくに景色が良いわけではありません。木々越しではありますが、中津明神山・石鎚山などを眺望することができます。
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高知県東部の馬路村(うまじむら)は、銘木・魚梁瀬杉(やなせすぎ)の産地です。ただでさえ山奥の馬路村からさらに1時間。千本山には魚梁瀬杉の巨木が林立する、巨木の森が広がっています。
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高知県と愛媛県の県境にある、中津明神山(なかつみょうじんさん)。標高1541mの山頂まで車で行けるだけでなく、大パノラマが広がる未舗装林道があることでも有名な場所です。
同じく高知県と愛媛県の県境に位置するドライブコースとしてはUFOライン(瓶ヶ森林道)が近年人気を集めていますが、中津明神山も負けず劣らずの好ロケーションです。瓶ヶ森林道が岩の多い荒々しい雰囲気なのに対し、中津明神山は四国山脈らしい、なだらかな山肌と、笹原がどこまでも続く景観が特徴的です。 続きを読む
高知県の香美市と大豊町にまたがる楮左古小檜曽林道(かじさこおびそ)は、最高点の標高1385m・延長20km以上の林道です。植林を抜けるとブナ林になり、峠からの眺望もなかなか良いなど、変化に富んだ人気の林道です。
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大座礼山(おおざれやま)は高知県大川村に位置する山で、石鎚山系に含まれています。標高は1587m、頂上からの展望はあまりよくありません。ですが、大座礼山はブナの巨木がたくさんある山として、多くのハイカーに愛される山なのです。
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高知県大川村にある小金滝は、県内最大級の直瀑(途中で段にならず1本で水流が落ちる滝)として知られています。公称落差は106mとかなりのもので、四国のみならず西日本全体を見渡しても、かなりの落差を誇っていると言えます。
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高知県南国市、桑の川地主神社の参道にある鳥居杉は、高さ40mはあろうかという杉の巨木が左右につながってできた天然の鳥居です。市指定の天然記念物でもある鳥居杉は、杉の巨木が繋がってできた形状から、”縁結びのご利益がある”ともいわれています。
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高知空港から車を走らせること30分、安芸市の住宅街に突如現れる洞窟が伊尾木洞です。伊尾木洞(いおきどう)は、300万年前の地層が隆起し、波による浸食で生まれた洞窟です。洞窟を抜けた先には、シダに覆われた渓谷が400mにわたり続いていて、”もののけの世界”さながらの神秘的な空間が広がっています。伊尾木洞のシダの群生は、その多様性から国の天然記念物にも指定されるほどで、伊尾木洞ならではの独特の雰囲気を創り出しています。
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例年4月頃になると、仁淀川町の山奥に位置する、上久喜地区の花桃が開花します。15年もの歳月をかけて植樹された数千本もの花桃が、谷あいの集落を埋め尽くす景観は、まさに桃源郷のよう。
上久喜の花桃は、写真集”日本で最も美しい村”の表紙を飾ったこともある、知る人ぞ知る花見スポットです。桜の開花が待ち遠しくて仕方ないあなたに、桜の開花よりも一足早く花見を満喫できる、上久喜の花桃の魅力を紹介します。
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高知県の西のはずれに、沖縄さながらの、美しい海が広がる場所があるのを知っていますか?
海水の透明度の高さから”船が宙に浮いて見える”と言われる、美しい海が魅力の柏島。南国・高知の強い日差しでキラキラと輝く透き通った海が魅力の柏島では、沖縄さながらのリゾート感を満喫できます。海水の透明度は最大で40m、平均で20mで、沖縄の離島なみの驚異的な透明度です。
柏島はダイビングスポットとして”超”人気ですが、その理由は、日本に生息する約3500種類の魚のうち、約1000種類が生息しているから。黒潮と道後水道がぶつかるエリアに位置し、栄養が豊富なことから生態系が豊かで、珊瑚礁も豊富。遠方からも訪問者が絶えない、高知県観光の人気スポットです。
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